オラニエ公ウィレム
オラニエ公ウィレムはシヴィライゼーションIII、IV、Vに登場するオランダの指導者。
オランダはイギリス、フランス、ドイツなどの主要文明ではないため、追加文明として登場することが多い。そのせいか、妙に強力な文明特性を持っていたり、海洋文明ではない扱いを受けていたりする。
シヴィライゼーションIIIでは農業志向のため砂漠に強かったが、後の作品では湿原好きに変更された。オランダは海岸沿いの湿地を干拓してきた歴史がある。
登場作品
- シヴィライゼーションIII
- シヴィライゼーションIV
- シヴィライゼーションV
性格
- 農業志向、海洋志向
- 創造志向、金融志向
農業志向は湿地の干拓を表しているのだろう。海洋志向、創造志向、金融志向と先進的なものが好きな性格。 自由で開放的なオランダの指導者にふさわしい。
オラニエ公ウィレム
貴族らしい服装をしていることもあり平和主義者に見えるウィレムだが、実はかなりの武闘派人物だった。
オランダがまだ独立しておらずスペインの支配下にあったとき、独立戦争を主導したのがオラニエ公ウィレムである。元々オランダの有力貴族だった。
一度スペイン軍に敗れたウィレムはフランスに逃れ、そこで海賊団「海乞食」を結成してオランダの沿岸地域を襲撃して勢力を拡大した。やがて反スペインの立場に立ったホラント州の総督に迎え入れられた。
ウィレムはオランダの諸州をまとめあげ、ユトレヒト同盟を結成した。
戦争のさなかにウィレムは暗殺されたが、ユトレヒト同盟がスペインから独立を勝ち取ったためウィレムが実質的なオランダの初代君主と見なされている。オランダ国王はウィレムの子孫である。
ちなみにウィレムは沈黙公とも呼ばれるが、実際は明るく気さくな人物だったらしい。