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ペリクレス

ペリクレス

ペリクレスは古代ギリシャの有力都市アテネの政治家。民主制アテネの黄金時代を築き上げた人。

初代シヴィライゼーションの時代からギリシャの指導者はアレクサンドロスと決まっていたが、VIでマケドニアが登場したため、アレクサンドロスはマケドニアの指導者になった。こうしてペリクレスに登場の機会がやってきた。

登場作品

  • シヴィライゼーションVI

ペリクレス

古代ギリシャでは統一国家は誕生せず、いくつもの都市国家が互いに覇権を争っていた。その代表的な都市がアテネだった。

アテネはサラミスの海戦でペルシア艦隊を破り、デロス同盟の盟主として全盛期を迎えた。この時代のアテネを率いていたのがペリクレスだった。民主制のアテネでは選挙で将軍が選ばれるが、ペリクレスは長い間将軍に選出されている。

ペルシアを破ったアテネはデロス同盟の盟主となり、その立場を利用して貨幣を諸都市に流通させ、同盟の資金はアテネのために使われた。エーゲ海を支配し、アテネに城壁を築いた。

アテネに逆らう都市には攻撃を加えて、厳しい制裁を科した。これに反発したのがスパルタやコリントスで、ペリクレスは強力な陸軍を持つスパルタに対し籠城戦に持ち込んだが、疫病が発生したために市民に恨まれ失脚した。

戦況悪化によりペリクレスは再び将軍に選出されるが病に倒れ、その後のアテネは無能な政治家が続いた。こうしてアテネは降伏。デロス同盟は崩壊し、ペリクレスと共にアテネ繁栄の時代が終わったのだった。