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ネブカドネザル

ネブカドネザル

旧約聖書に登場する新バビロニアの王。古代ユダ王国を滅ぼしてバビロニア王国を繁栄させ、首都バビロンは立派な城壁や空中庭園が建てられた。

シヴィライゼーションVに登場。バビロニアの指導者といえばハンムラビが定番だったが、ネブカドネザルもまた知的な印象を受ける。ちなみにネブカドネザルはハンムラビよりもはるかに後の時代の人物である。

登場作品

  • シヴィライゼーションV

ネブカドネザル

とても読みにくい名前だが、旧約聖書にも登場する有名な王。最もバビロンが繁栄した時代の王で、空中庭園も彼の時代に建設されたとされる。

シリア、アッシリアを征服して領土を拡大し、メディア王国とは政略結婚、ユダ王国も支配した。ユダ王国がエジプトと結んで対抗しようとしたためエルサレムに侵攻し、エジプトを除く全オリエントを掌握した。この際にユダヤ人を連れ去ったことが旧約聖書の「バビロン捕囚」として記録されている。

旧支配者層を連れ去ることは別に珍しくはなかったが、旧約聖書では「バビロン捕囚」をユダヤ人に降りかかった災難として描かれている。このような罪深いことをしたネブカドネザルは不吉な夢を見るようになり、ついには発狂してしまったとされるが、実際にそうだったかはわからない。