世界史Civ事典

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルクはフランスの国民的英雄。百年戦争で劣勢にあったフランスに突如登場し、イギリス軍を相手に連戦連勝を納めた。オルレアンの乙女と呼ばれる。

シヴィライゼーションII、IIIにフランスの指導者として登場した。ゲームでは史実のような神がかった才能を見せることはなく、乙女らしい平和主義者になっている。

登場作品

  • シヴィライゼーションII
  • シヴィライゼーションIII

性格

  • 攻撃的、拡張主義、民主優先
  • 商業志向、勤労志向

シヴィライゼーションIIでは攻撃的な性格ながら、軍事に力を入れない不思議な人。ただしIIの指導者は男女用意されているので、どちらかというと男性指導者であるルイ14世の性格が反映されているのかもしれない。

シヴィライゼーションIIIでは平和主義者に変貌した。戦争しかしていない彼女が商業思考、労働嫌いで有名なフランス人が勤労思考というのは不思議。

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルクは神格化されていて、カトリック教会の聖人にもなっている。そのせいか非現実的な話が多いが、実在した人物である。

フランス中部の都市オルレアンは、イギリス軍に包囲されていた。この頃のフランス軍は連戦連敗で、もはや神にでも祈るしかない状況だった。甲冑を着た少女が現れ、フランスを救ってくれないかと望むようになっていた。

そこへ神の声を聞いたジャンヌ・ダルクが登場した。普通に考えるとヤバイ奴だが、なりふり構っていられないフランス国王は彼女を指揮官に抜擢した。ジャンヌは果敢に攻勢に出て、イギリス軍に劇的な勝利をもたらした。

その後も勝利を重ねて名声を得たが、撤退戦で最後尾を守ったため捕虜になってしまった。通常、捕虜は身代金を払うことで帰れるのだが、恩知らずのフランス国王は身代金を払わずジャンヌを見殺しにした。

あわれ、ジャンヌはイギリスで異端者と決めつけられ、19歳の若さで焼き殺されてしまったのだった。