イザベラ

イザベラはシヴィライゼーションII、III、IV、Vに登場するスペインの指導者。イギリスのエリザベスとともに、ヨーロッパの女性君主の代表的存在。
しかしエリザベスとは違い、宗教活動に異様に熱心な人である。割と若く美人に描かれることが多い。
登場作品
- シヴィライゼーションII
- シヴィライゼーションIII
- シヴィライゼーションIV
- シヴィライゼーションV
性格
- 友好的、拡張主義、軍事優先
- 宗教志向、海洋志向
- 宗教志向、拡張志向
割と早い段階から宗教重視の性格にされている。ヨーロッパ文明は宗教にあまり熱心でない印象があるが、スペインだけは別で、異教徒には容赦ない攻撃をしてくる。
イザベラ
スペインはイベリア半島中央にあったカスティーリャ王国と、半島東部のアラゴン王国が連合して成立した国家である。イザベラ(イサベル)はカスティーリャの王女で、アラゴンのフェルナンド王子と結婚して二人でスペインを治めた。
当時のイベリア半島はスペイン、ポルトガルのキリスト教勢力が領土を広げ、南部にはイスラム教勢力のグレナダ王国が残っていた。
イザベラはフェルナンドとともにグレナダを征服し、イベリア半島からイスラム教勢力を駆逐することに成功した。この功績により、イザベラとフェルナンドはローマ教皇から「カトリック両王」という称号を与えられたのだった。
熱心なカトリック教徒だったイザベラはイスラム教徒やユダヤ教徒を追放し、財産を没収した。さらに異端審問も頻繁に行って、異教徒を処刑したりした。国内だけでなく、外国にもキリスト教の布教活動を熱心に行った。
アメリカ大陸を発見することになるコロンブスを支援したのも、イザベラだった。
なお、イザベラとフェルナンドの時代はまだカスティーリャ王とアラゴン王で分かれたままであり、イザベラが年上ということもあってイザベラのほうが発言権が強かったようだ。