ハトシェプスト
ハトシェプストは古代エジプトの女王。エジプトのファラオ(王)は基本的に男性ばかりだが、ハトシェプストやクレオパトラは珍しくファラオになった女性たちである。
シヴィライゼーションIVに登場。宗教と文化好きの平和主義者。
登場作品
- シヴィライゼーションIV
性格
- 宗教志向、創造志向
かなりの平和主義者で、戦争はほとんどしない。エジプトの指導者らしく、宗教に関する建築物や世界遺産を好む。
ハトシェプスト
ハトシェプストは古代エジプトの女王の中でも最も長い期間、王の地位にあった。
女性であるハトシェプストが王になることができたのは、夫であり王だったトトメス2世が亡くなったためである。トトメス2世は息子であるトトメス3世を後継者に指名して亡くなったが、まだ幼かったのでハトシェプストが共同統治者になった。
ちなみにトトメス2世とハトシェプストはきょうだいであり、近親婚なわけだが、当時のエジプト王家では普通のことである。
ハトシェプストは男性のように振る舞い、22年間エジプトを支配した。息子であり共同統治者であるトトメス3世は成長してからもあまり政治にかかわることができず、ずっと軍隊で過ごしていたとされている。
ハトシェプストは平和主義者で戦争をしなかった。そのせいか、彼女が亡くなるとシリアとパレスチナが独立してしまった。後を継いだトトメス3世が攻め込んで領土を回復し、エジプトの領土は最大になった。
トトメス3世は単独の王になるとハトシェプストの名前を石碑から削り取ったため、彼女のことを嫌っていたと考えられてきた。しかしトトメス3世の墓はハトシェプストの隣に建てられているので、仲は良かったのではないかという説が出てきている。