ガンジー
ガンジーはシヴィライゼーションシリーズ全作品に登場する、インド不動の指導者。きわめて温厚な性格で、戦争をあまり好まない。
戦争を好まないといっても、ゲームなので自ら宣戦布告することがないわけではない。そして、なぜか核兵器が大好きな設定にされている。
登場作品
- シヴィライゼーション
- シヴィライゼーションII
- シヴィライゼーションIII
- シヴィライゼーションIV
- シヴィライゼーションV
- シヴィライゼーションVI
性格
- 友好的、内政重視
- 宗教志向、商業志向
- 哲学志向、宗教志向
平和主義者だが宗教や哲学を好み、近代的なものは好きではない。世捨て人のような指導者である。
ガンジー
ガンジーはやせ細った体に布きれ一枚の格好をしているので貧乏人のように見えるが、貴族階級の出身である。
インドの宗主国イギリスで法学を学び、イギリス領南アフリカ連邦(現南アフリカ共和国)で弁護士になった。もちろん、この頃はスーツを着ていた。
第一次世界大戦が始まるとガンジーはインドに帰国してイギリス軍への志願を呼びかけたが、戦争が終わってもイギリスはインド独立に消極的だった。そこでイギリス製品に対する不買運動や、非暴力不服従による抗議運動を行い、有名になった。
第二次世界大戦ではチャンドラ・ボースなどが日本軍に協力して独立を勝ち取ろうとしていたが、暴力嫌いのガンジーはこれには同調しなかった。
戦争終結後、ガンジーの呼びかけをきっかけにインドは独立を果たした。
しかしイギリス領インドはヒンドゥー教徒が多いインドと、イスラム教徒が多いパキスタンに分裂してしまった。両国は戦争に突入し、戦争に反対していたガンジーは熱狂的なヒンドゥー教徒に暗殺されてしまった。
ガンジーは若い頃は別として、ベジタリアンだった。貯金もせず不動産も持たないことを信条としていた。さらには男性は暴力、権力、性欲の権化であるかのような発言もあり、極端なフェミニストだった。断食や禁欲生活をしていたが、その裏で夜は裸の女に抱かれながら眠るのが日課だったともいわれている。
こうした行いからガンジーは神様のような聖人として称えられ、インド独立の父と呼ばれるようになった。その威光は世界にとどろき、シヴィライゼーションにも人格者として登場するようになった、というわけである。なお、マハトマは「偉大な」という意味で、本名ではない。