ブーディカ
ブーディカはローマに対して反乱を起こしたケルト人の女王。シヴィライゼーションIVおよびVに登場する。全身に刺青を入れていて、剣を振り回す怖い人。
こう書くと単なる野蛮人のようだが、古代ローマ帝国に抵抗したイギリスの英雄で、ジャンヌ・ダルクのような扱いを受けている人である。
登場作品
- シヴィライゼーションIV
- シヴィライゼーションV
性格
- 攻撃志向、カリスマ志向
史実のブーディカは戦争しかしていないので、当然戦争に重きを置いた性格になっている。ケルト文化の特性も持っている。
ブーディカ
ブーディカはケルト人イケニ族の女王。
イケニ族は現在のイギリス東部に国を作って居住していた。ブーディカの夫であるプラスタグス王はローマ帝国と良好な関係を保っていた。
しかしプラスタグスが死ぬと、ローマ帝国は女であるブーディカには相続権がないと難癖をつけ、国を潰して属州にしてしまった。ブーディカと貴族たちは財産と土地を没収され、2人の娘は陵辱された。
怒ったブーディカは反乱を起こしてローマ人の住む街に攻め入り、住民を虐殺して回った。ブーディカたちイケニ族にはローマ人を奴隷にするという発想はなかったので、捕らえた住民は片っ端から残忍な方法で処刑していったという。
こうしてロンディニウム(ロンドン)を含む3つほどの都市を破壊したが、ローマ軍に敗れて自殺した。
時は流れ、19世紀のイギリスでは、ケルトブームが起きていた。ケルト人のブーディカは当時の女王ヴィクトリアと同じ意味(ヴィクトリー:勝利)を持つため注目され、イギリスを象徴する英雄になったのだった。