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赤十字

赤十字

赤十字は戦争で怪我を負った人を救うために設立された団体。敵味方を問わず活動する中立的組織で、その理念から世界中に関連組織が設立され活動している。赤十字マークは世界中で知られている。

シヴィライゼーションIVの国家遺産として登場。赤十字の理念は世界中に普及しているので、どの国も建設可能な国家遺産となったのだろう。

作品 名称 必要技術 失効技術 効果
IV 赤十字 医術 - 国家遺産 ユニットに衛生兵を付与

赤十字

1862年、スイスのアンリ・デュナンは「ソルフェリーノの思い出」という本を出版した。ソルフェリーノはイタリア北部の町で、フランス・サルデーニャ連合軍とオーストリア帝国軍が戦った場所だった。ソルフェリーノには死体が放置され、負傷者もそのままにされていた。デュナンの本は、その凄惨さを伝え、戦争負傷者の救援を訴えるものだった。

「ソルフェリーノの思い出」は11か国語に翻訳され、各国で大きな反響を呼んだ。デュナンの国際的人道団体「赤十字」構想には有名な将軍アンリ・デュフールなどが共鳴して五人委員会を設立、各国に赤十字運動の必要性を訴えていった。

こうして1864年にジュネーブで第1回赤十字条約(ジュネーブ条約)が調印された。ヨーロッパ各国がこれを批准し、オスマン帝国もこれに加わったことで赤十字運動は世界中へと広がっていくことになった。

赤十字のマークはスイス国旗を反転させたものだが、十字のマークはキリスト教を連想させるためイスラム圏では月のマークを使用していて、団体名も赤十字ではなく赤新月になっている。

なお赤十字は病院・薬局・救急車など医療関係のシンボルマークのように思われているが、本当は赤十字と関係のない組織は使ってはならないことになっている。