世界史Civ事典

ファロス灯台

ファロス灯台

エジプトの都市アレクサンドリアに存在したとされる巨大な灯台。世界七不思議のひとつ。

初代シヴィライゼーションから「大灯台」という名前で登場し、IIIからは正式にファロス灯台の名称が使われた。海上ユニットの移動力を増加させる効果を持つ。

作品 名称 必要技術 失効技術 効果
初代 大灯台 地図 磁力 海上ユニットの移動力+1
II 大灯台 地図 磁力 海上ユニットの移動力+1
ガレー船が遭難しなくなる
全都市で生産する海上ユニットを昇級
III ファロス灯台 地図 電磁気学 海洋ユニットの移動力+1
IV ファロス灯台 帆船
石工術
企業 全沿岸都市に交易路+2
V ファロス灯台 光学 - 無償の灯台
全海軍ユニットに移動力+1、視界+1
VI ファロス灯台 天文航法 - ゴールド+3 大提督ポイント+1
海上ユニットの移動力+1

ファロス灯台

ファロス灯台はプトレマイオス朝エジプトの首都アレクサンドリアに建設された灯台で、世界の七不思議の中では最も新しい。灯台の高さは134メートルとされ、ピラミッドに次ぐ高層建築物だった。

アレクサンドリアはアレクサンドロス大王によって紀元前322年に建設され、後にプトレマイオス朝の首都になった都市で、東地中海の重要な交易拠点だった。アレクサンドリア港には世界中の品が運び込まれ、交易、文化、学問の中心地になった。

アレクサンドリアは平坦な場所だったので、船にとって入港の目印となる場所が必要となり、ファロス島に灯台が建てられることになった。ファロス島とアレクサンドリアは人工の通路でつながれていた。

ファロス灯台は長らく存在したが、何度かの地震で倒壊した。イブン・バットゥータはアレクサンドリアを訪れたとき、ファロス灯台は崩壊していて中に入れないと記している。ファロス灯台跡地には要塞が建設され、現在も観光地になっている。