マウソロス霊廟

ギリシアの都市ハリカルナッソスに存在した巨大な霊廟。世界の七不思議のひとつ。

霊廟とはすなわち大きなお墓のことで、マウソロス氏のお墓である。約1600年の間存在したらしいが、現在は残骸のみ残っている。霊廟を建てたのはマウソロスの妻アルテミシアで、ゲームでは彼女の活躍物語に由来する効果を持っていたり、いなかったりする。

マウソロス霊廟

古代ギリシア時代に世界の七不思議と呼んでいたものは次の7つ。

• ギザの大ピラミッド
• バビロンの空中庭園
• エフェソスのアルテミス神殿
• オリンピアのゼウス像
• ハリカルナッソスのマウソロス霊廟
• ロードス島の巨像
• アレクサンドリアのファロス灯台

「七不思議」と呼ばれているものの、別にオカルト的な建築物ではない。英語では「Seven Wonders of the World」であり、これを「世界の七不思議」と訳したからそう呼ばれる。

マウソロス霊廟はトルコ南西部の海沿いの都市ハリカルナッソスにある。

伝説によれば、マウソロスはハリカルナッソスを建設した人物で、彼が死ぬと支配下にあったロードス島が反乱を起こし、攻め込んできた。マウソロスの妻アルテミシアはこれを奇襲で破り、反乱を鎮圧したとされる。アルテミシアはマウソロスのために霊廟の建設を始め、悲しみに暮れる日々のうちに亡くなったという。

アルテミシアの遺体はマウソロス霊廟に納められ、霊廟はさらに建設が続けられ、完成後は1600年ほど存在していたという。しかし地震などで倒壊し、現在は残骸が残っている。