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兵馬俑

兵馬俑

兵馬俑(へいばよう)は1974年に西安郊外の始皇帝の陵墓から発見された人形群。その数は8,000体にもなる。

シヴィライゼーションVから登場。その効果は軍事ユニットが複製されるというオカルト的なものだった。ということは、人形が戦っているのだろうか。VIでは割と普通の効果になった。

作品 名称 必要技術 失効技術 効果
V 兵馬俑 建築学 - 軍事ユニットのコピー1体ずつ獲得
VI 兵馬俑 建築学 - 大将軍ポイント+1
全陸上軍事ユニットレベルアップ
考古学者が他国領土に侵入できる

兵馬俑

人が死んだとき、遺体と一緒にいろいろなものを埋葬する文化がある。たとえばお金とか、時計、洋服など。死後の世界で困らないようにとの配慮である。日本でも三途の川を渡れるように冥銭を納めたりする。

強大な権力を持っていた古代の皇帝や王が亡くなれば、そんなものでは済まない。奴隷などが生きたまま埋められる例もあった。

始皇帝の場合は、部下の兵士たちを引き連れて死後の世界に行こうとしたのだろう。全員違う顔をした兵士8,000人が、戦闘態勢で東側を向いている。他にも馬の形をした模型や、兵士ではない人形、将軍の人形もあった。研究によると、当時は人形に着色までされていたという。

司馬遷の「史記」に、始皇帝の墓の近くには水銀の海が造られたという記述がある。さすがに誇張した表現だろうと思われていたが、最近の調査で水銀が存在していた形跡が見つかった。