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アポロ神殿

アポロ神殿

古代ギリシア世界の中心地デルフォイにある神殿。神アポロンの神託を受けられる神聖な場所で、その意思は巫女を通じて伝えられた。

「神託所」という名称で初代シヴィライゼーションに登場し、シヴィライゼーションIIIからは「アポロ神殿」と名前が変わったが、同じ遺跡を指している。いずれも宗教が生まれるまでの信仰に関する効果を持つ。

作品 名称 必要技術 失効技術 効果
初代 神託所 神秘主義 宗教 全都市の寺院の効果2倍
II 神託所 神秘主義 神学 全都市の寺院の効果2倍
III アポロ神殿 神秘主義 神学 全都市の寺院効果2倍
IV アポロ神殿 聖職 - テクノロジーを1つ獲得
V アポロ神殿 哲学 - 社会制度を1つ獲得
VI アポロン神殿 神秘主義 - 偉人獲得に必要な信仰-25%
偉人ポイント+2

アポロ神殿

アポロンはギリシア神話に登場する神で、神託を受けるための神でもあった。

古代ギリシアの聖地デルフォイ(デルフィ)にはアポロ神殿が築かれ、巫女によって神々の意思が伝えられた。デルフォイの神託はギリシア神話にも登場するくらいで、デルフォイは諸都市から尊重され、戦争に巻き込まれることもなかった。

ギリシアの有力都市アテネはペルシア戦争の際、デルフォイの神託を頼ったとされる。

ギリシア諸都市はデルフォイに宝庫をつくり、4年に一度の競技大会「ピューティア大祭」を開催していた。この大会は古代オリンピックと重ならないように調整され、参加する競技者や観客が安全にデルフォイへ向かい、無事に帰れるよう保証されていたという。