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アンコール・ワット

アンコール・ワット

アンコール・ワットは、現在のカンボジアにあるクメール王朝の遺跡。東南アジアでも有数の観光地であり、仏教やヒンドゥー教の無数の彫刻が施されている。

シヴィライゼーションVとVIに登場する。なお、シヴィライゼーションVIには文明として初めてクメール王朝が加わった。

作品 名称 必要技術 失効技術 効果
V アンコール・ワット 教育 - 文化圏購入コスト-25%
VI アンコール・ワット 中世主義 - 信仰+2 全都市の人口+1 住宅+1

アンコール・ワット

アンコールはクメール王朝の首都で、たくさんの寺院が建てられている。アンコール・ワットはその中でも最も大きな寺院で、ヒンドゥー教の聖典であり叙事詩の「ラーマーヤナ」の光景が彫られている。

アンコール遺跡にはアンコール・ワットの他に、城塞都市アンコール・トムなどが存在する。こちらには仏教の彫刻が彫られていて、クメール王朝の宗教がヒンドゥー教から仏教へと移ったことがわかる。とはいえヒンドゥー教も仏教も寛容な宗教なので、両方の仏像が共存していたようだ。

クメール王朝は1431年に滅亡し、アンコールは廃墟になった。やがて熱帯雨林の植物に支配されて忘れ去られた存在となっていたが、1860年にフランスの博物学者によって発見された。

1900年代後半には伝統を否定するクメール・ルージュ(ポル・ポト派)の拠点にされたり、仏像を破壊されたりした。