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シヴィライゼーションVの思想 自由、秩序、独裁政治のモデル

シヴィライゼーションVの思想

シヴィライゼーションVの思想は「自由」「秩序」「独裁政治」の三つに分かれている。三つの思想が生まれたことで、それまで支配的だった宗教が徐々に衰退し、新たな対立の火種が生まれることになった。

これら「自由」「秩序」「独裁政治」はそれぞれ20世紀のアメリカとイギリス、ソヴィエト連邦と中華人民共和国、ナチス・ドイツをモデルにしていると思われる。それぞれが何をモデルにしているのか、ひとつずつ見ていってみよう。

思想レベル1

自由 秩序 独裁政治
国民皆保険 国民皆保険 国民皆保険
アバンギャルド 国民的英雄 国境の防衛強化
資本主義 ピオネール 動員
経済同盟 社会主義リアリズム 未来派
市民社会 祖国戦争 精鋭部隊
創造的表現 超高層建築 統一戦線
秘密工作 二重スパイ 産業スパイ
国民皆保険
「自由」「秩序」「独裁政治」いずれも国民皆保険を採用している。国民皆保険とは、国民全員に強制的に医療保険に加入させる制度。
ピオネール
ピオネールはソ連に存在した共産主義少年団。いわゆるボーイスカウトで、奉仕活動などを行った。
アバンギャルド
芸術用語。革新的、前衛的な芸術を指す。モダンアートやシュールレアリスムなどが代表例で、従来の理論的な芸術に対して、抽象的な作品が多い。
社会主義リアリズム
芸術用語。「自由」思想では芸術は自由だが、「秩序」思想では芸術も国家に統制される。革命をたたえる芸術以外は認められない。
未来派
芸術用語。未来派は機械や破壊をモチーフにしたものが多く、イタリアのファシズムに取り入れられ、戦争を賛美するようになった。
超高層建築
超高層建築といえばニューヨークの摩天楼を連想するが、これはソ連がアメリカに対抗して始めた計画。スターリンの好みにより、ルネサンスやゴシック様式の建物が多い。
秘密工作、二重スパイ、産業スパイ
「自由」「秩序」「独裁政治」いずれの思想でもスパイは欠かせない。アメリカのCIA、ソ連のKGBは組織的に秘密工作や暗殺を行っていた。

思想レベル2

自由 秩序 独裁政治
ニューディール政策 移住 ナショナリズム
栄光の時代 科学アカデミー 警察国家
志願制軍隊 五カ年計画 軍事主義
都市化 党執行部 総力戦
普通選挙 文化大革命 第三の位置
民主主義の兵器廠 労働者の能力 電撃戦
ニューディール政策
アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が世界恐慌に対して掲げた政策。救済、回復、改革を掲げ、公共事業の拡大、労働者の保護、社会保障の充実、最高所得税率の引き上げなどが行われた。
文化大革命
中国の毛沢東が1966年に引き起こした文化改革運動。当時実権を握っていた鄧小平や劉少奇をはじめとする修正主義者を反革命分子と呼び、糾弾や迫害を行った。大学教授、僧侶、旧貴族などが吊し上げられ、数十万人から数千万人が犠牲になったとされる。
民主主義の兵器廠
1940年にアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領が述べた言葉。兵器廠(へいきしょう)とは武器弾薬や兵器を準備する機関のこと。アメリカはヨーロッパの争いに関与しない「モンロー宣言」が外交の基本方針だったが、ルーズベルトは民主主義(イギリス)を守るために外交政策の転換を宣言したというわけである。

思想レベル3

自由 秩序 独裁政治
メディア文化 プロレタリア独裁 クラウゼヴィッツの遺産
宇宙関連資材の調達 宇宙飛行の先駆者 個人崇拝
条約機構 鉄のカーテン 砲艦外交
クラウゼヴィッツの遺産
クラウゼヴィッツはドイツの前身であるプロイセンの軍人で、「戦争論」を著した。戦争論は軍事戦略において最も重要な論文として知られ、各国で研究された。
条約機構
自由主義陣営の条約機構といえば、北大西洋条約機構(NATO)がある。ソ連をはじめとする共産主義勢力に対抗するために作られた軍事同盟で、西欧諸国が加盟している。
鉄のカーテン
イギリス元首相のチャーチルが1946年の演説で用いた表現。「バルト海からアドリア海まで、ヨーロッパ大陸を横切る鉄のカーテンが下ろされた。中央ヨーロッパや東ヨーロッパの歴史ある首都は、すべてその向こう側にある」。冷戦を象徴する言葉として広く使われた。