世界史Civ事典

シヴィライゼーションIVの社会制度

政治体制

社会制度 解禁技術 主な効果
専制政治 - -
世襲統治 君主政治 都市に駐留する軍事ユニット1につき、金+1
代議制 憲法 人口の多い都市に幸福+3
警察国家 ファシズム 軍事ユニット生産コスト-25%、厭戦感情半減
普通選挙 民主主義 町にハンマー+1
専制政治
支配者(皇帝)が意のままに政治を行う体制。古代文明に多く見られる身分社会。支配者は神と同一視され、絶対的な権力を持つことが多い。
世襲統治
君主制の多くは世襲となっている。特定の血統を持つものが、特定の地位に就く。世界中で見られるが、ローマ皇帝は養子を迎えることも多く、中国には優れた者に帝位を譲る「禅譲」という言葉がある。
代議制
投票によって選ばれた代表者が政治を行う議会制。イギリスやフランスで発達し、現在では多くの国に選挙と議会がある。民主主義といえばこれを指すことが多い。
警察国家
警察の力で秩序を維持する国家。国が国民を保護する福祉国家という側面もあるが、多くの場合は国民の自由を制限する独裁国家を指す。
普通選挙
年齢、性別、身分、財産などによる差別を設けない選挙。普通選挙が取り入れられ始めたのは20世紀に入ってからのことで、今でも普通選挙を行っていない国も存在する。

法制度

社会制度 解禁技術 主な効果
無秩序 - -
主従制 封建制 新規ユニットの経験値+2、5ユニットの維持費ゼロ
官僚制 官吏 首都のハンマーと金が+50%
国民国家 ナショナリズム 兵舎で幸福+2
表現の自由 自由主義 全都市の文化+100%
無秩序
ホッブズは、秩序のない自然状態では、自己の利益のために人々は争いを繰り広げると説いた(万人の万人に対する闘争)。
主従制
主君は家臣に土地を与え、家臣は納税や軍事の義務を負う。契約に基づいた関係。この頃の国王や皇帝の権力はあまり大きくない。
官僚制
権限、階層が明確で、文書主義をとる大組織が政治の中心になる制度。中国で発達し、中国を支配したモンゴル帝国なども制度をそのまま採用した。
国民国家
「国民」が構成員となって国家を形成する。近代国家の多くは国民国家である。「国民」には愛国心やアイデンティティを育むための教育が欠かせない。
表現の自由
意見、主張、思想、感想などを自由に発表できること。

労働制度

社会制度 解禁技術 主な効果
原始部族社会 - -
奴隷制 青銅器 人口を消費し緊急生産可能、ランダムで反乱が発生
農奴制 封建制 労働者の作業速度+50%
カースト制 法律 工房のハンマー+1
奴隷解放 民主主義 小屋の成長率+100%、奴隷解放を採用してない文明に幸福ペナルティ
原始部族社会
閉鎖的な集団内で役割が完結する社会。族長が支配的な権力を持ち、一部の人たちは部族のために犠牲になることもある。
奴隷制
下層階級に属する人間を上位階級の人間が所有し、使役させる制度。奴隷は商品なので、市場で売買される。
農奴制
封建制の下で表れた。領主が農民を所有し、使役させる制度。農奴には住居、職業選択の自由がなく、納税が課せられた。
カースト制
身分制度社会。身分によって職業や結婚など、人生の大部分が自動的に決まる。
奴隷解放
奴隷身分の者を解放し、一般市民として扱う。ローマの解放奴隷も有名だが、ここではアメリカの奴隷解放宣言を指している。

経済制度

社会制度 解禁技術 主な効果
地方分権 - -
重商主義 銀行制度 属国以外との交易路なし、外国企業の無効化
自由市場 経済学 全都市の交易路+1、企業の維持費-25%
国有化 共産主義 企業の無効化、全都市のハンマー+10%
環境保護主義 医術 企業の維持費+25%、全都市の衛生+6
地方分権
地方の統治組織が大きな権限を持っている状態。
重商主義
貿易などで貨幣や金を集め、国の富を増やす政策。金銀を集める重金主義、輸出で金を稼ぐ貿易差額主義、国内産業育成のための産業保護主義がある。単に商業を奨励するという意味ではないので注意。
自由市場
望む者が自由に取引を行える状態。
国有化
私有財産を国が取り上げること。財産を国が保有することで財産を有効活用したり、資源を公平に分配することを目的とする。
環境保護主義
自然環境を保護しようとする政治思想。

宗教制度

社会制度 解禁技術 社会制度を好む指導者
精霊崇拝 - -
宗教の組織化 一神教 国教を持つ都市のハンマー+25%
神権政治 神学 国教を持つ都市の新規ユニット経験値+2
平和主義 哲学 国教を持つ都市の偉人発生率+100%、軍事ユニットの維持費+1
信教の自由 哲学 国教なし、全都市の科学+10%
精霊崇拝
世界の多くの地域では自然崇拝が行われており、森や山には精霊が宿るとされた。
宗教の組織化
崇拝はやがて集団の共通の信仰となり、聖職者が誕生した。信仰に関する逸話は聖典にまとめられ、集団内で共通の認識となった。
神権政治
共通の信仰を持つ集団はさらに広がり、ひとつの国となって政治を行うこともあった。この場合、指導者は神の代理人という形をとることが多い。
平和主義
戦争や暴力を嫌い、平和を希求し崇め奉る宗教(宗教制度に平和主義があるということは、こういう理解でよいのだろうか?)。
信教の自由
特定の宗教を信じる自由、あるいは信じない自由。現代の先進国では宗教が衰退し、代わりに科学万能主義が支配的になっている。