世界史Civ事典

ペルシア

ペルシア

ペルシアは西アジアで繁栄した古代帝国。特にアケメネス朝ペルシアはオリエント全域を支配し、主要都市を結ぶ道路を整備してギリシアにまで遠征を行った。

ヘロドトスの「歴史」には、ギリシア諸都市とペルシアの戦争が描かれている。この中でペルシアは強大な力を持つ敵国という扱いだが、ユダヤ世界ではキュロスを解放者として扱い、アレクサンドロス大王もペルシアの政治制度をそのまま採用した。

サーサーン朝ペルシアはアケメネス朝の復興を掲げ、古代ローマ帝国と争った。

ペルシアの登場作品

文明 初代 II III IV V VI 備考
ペルシア -

ペルシアの指導者

指導者 初代 II III IV V VI 年代
キュロス - - - - 前600~前529年
ダレイオス - - - - 前550~前486年
クセルクセス - - - - 前519~前465年
シェヘラザード - - - - - (架空の人物)

ペルシアの文明特性

シリーズ 文明特性 解説
V アケメネス朝の遺産 アケメネス朝ペルシアの都市ペルセポリスには巨大な宮殿群が建設されていたが、アレクサンドロス大王が破壊してしまった。

ペルシアが好む社会制度

  • 主従制(キュロス)
  • 信教の自由(ダレイオス)

ペルシアが好む宗教

ゾロアスター教
古代ペルシアで信じられていた宗教。この世界では善の神と悪の神が争っていて、最後の審判により善が勝利するとされる。ペルシア人は善の象徴である炎や光を崇めていた。

ペルシアの都市名一覧

順番 III IV V
1 ペルセポリス ペルセポリス ペルセポリス
2 パサルガダエ パサルガダエ パサルガダエ
3 スーサ スーサ スーサ
4 アルベラ エクバタナ エクバタナ
5 アンティオキア タラソス タルサス
6 タルソ ゴルディウム ゴルディウム
7 ゴルディウム バクトラ バクトラ
8 バクトラ サルディス サルディス
9 シドン エルギル エルギル
10 タイレ ダリウス・カビル ダリウス・カビル
11 サルディス グラマン グラマン
12 サマリア ゾハク ゾハク
13 ハマダーン イスタカ イスタブル
14 エルギル ジンジャン ジンジャン
15 ダリウス・カビル ボルジヤン ボラズジャン
16 グラマン ヘラート ヘラート
17 ゾハク ダキヤヌス ダキヤヌス
18 イシュタール バンプル バンプール
19 ジンジャン ツラン・タペ トゥラン・テペ
20 ボルジヤン レイ レイ
ペルセポリス
ペルシアの王は特定の都市にとどまらず、季節によって住む場所を変えていた。ペルセポリスは新年を祝うために建設された都市で、巨大な宮殿群には帝国の財宝が保管されていたとされる。アレクサンドロス率いるギリシア軍に占領されると、街は破壊されてしまった。
スーサ
ペルシアの行政府が置かれていた実質的な首都。ダレイオスの宮殿跡や、ハンムラビ法典の遺物が発見されている。モンゴルの侵攻を受けた頃から衰退していった。
サルディス
小アジアにあるリディア王国の首都。この街からペルセポリスまで、「王の道」と呼ばれる街道が建設された。地図を見るとわかるが、ギリシアにかなり近い。