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エチオピア

エチオピア

旧約聖書には「シバの女王」という人物が登場する。この女王は贈り物を手にエルサレムを訪れ、ソロモン王にたくさんの質問を浴びせた。ソロモンがすべてに答えると、感嘆した女王は財宝を差し出して祖国へ帰っていった。

この「シバ」という国はエチオピアのことを指す、そう主張していたのがアクスム王国だった。後にアクスム王国が滅び、いくつかの王朝が成立したが、アクスム王国の血を受け継ぐと主張し登場したアムラクがエチオピア帝国を打ち立てた。

エチオピア帝国は1270年の成立から1974年まで存続した。エチオピアは近代もヨーロッパ列強に植民地にされることなく、独立を維持し続けた。

エチオピアの登場作品

文明 初代 II III IV V VI 備考
エチオピア - - - - -

エチオピアの指導者

指導者 初代 II III IV V VI 年代
ザラ・ヤコブ - - - -    
ハイレ・セラシエ - - - -   1892~1975年

エチオピアの文明特性

シリーズ 文明特性 解説
V アドワの精神 アフリカの大部分はヨーロッパの植民地にされた。唯一独立を保っていたエチオピア帝国は、1896年にアドワでイタリア軍を撃ち破り、植民地化を免れた。

エチオピアが好む社会制度

  • 神権政治(ザラ・ヤコブ)

エチオピアが好む宗教

東方正教
エチオピアの宗教はキリスト教で、エチオピア正教会が国教として定められていた。エチオピア正教会は、カトリックにも正教会にも属さない「東方諸教会」のひとつで、その中でも最大規模の派閥。

エチオピアの都市

順番 III IV V
1 - アクスム アディスアベバ
2 - ラリベラ ハラール
3 - アディス・アべバ アドワ
4 - イェハ ラリベラ
5 - デブレ・べラン ゴンダル
6 - アドゥリス アクスム
7 - コハイト ディレダワ
8 - マタラ バハールダル
9 - ハウレティ アダマ
10 - マサワ メケレ
11 - アドゥワ アワサ
12 - ファシル・ゲビ ジンマ
13 - ゼイラ ジジガ
14 - ベルベラ デシエ
15 - ハラール デブラブラハン
16 - カスカセ シャシャマネ
17 - アデディ・ガラモ デブラゼイト
18 - トコンダ ソド
19 - クダ ホサナ
20 - テグラット ネケムテ
アディスアベバ
アフリカの国というと暑いイメージがあるが、エチオピアは起伏の激しい土地であり、標高の高い場所は涼しく過ごしやすい。首都アディスアベバは1886年に標高2,400メートルの地に建設された新しい都市。
アクスム
エチオピア最北部の街。この地にアクスム王国が栄えたが、海上貿易がイスラム勢力によって妨害されると衰退し、エチオピアの中心部は内陸に移っていった。