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エジプト

エジプト

エジプトといえば砂漠地帯というイメージが強いが、ナイル川周辺は緑が豊富で作物の栽培に適した土地だった。このため古くから文明が発達し、ローマ帝国やビザンチン帝国に支配された後も、エジプトは貴重な食料生産地として重視されていた。

一方でナイル川から離れれば砂漠なので、エジプトは外敵からの脅威を受けにくい土地だった。これは文明が発達しやすいという利点があったが、一方で現状に満足し、発展していく気風が見られなかった。労力はピラミッドや神殿などの遺跡建設に向けられた。

アレクサンドロス大王の支配を受けたエジプトは、その後アレクサンドリアを首都に発展し、地中海の中心になった。そのプトレマイオス王朝も最後の女王クレオパトラが死んだことで、ローマに吸収されてしまった。

エジプトの登場作品

文明 初代 II III IV V VI 備考
エジプト -

エジプトの指導者

指導者 初代 II III IV V VI 年代
ハトシェプスト - - - - - 前1479~前1458年
ラムセス - - 前1314~前1224年
クレオパトラ - - - 前69~前30年

エジプトの文明特性

シリーズ 文明特性 解説
V 遺産建設者 ナイル川西岸には無数のピラミッドが建設されている。歴代の王は遺産の建設に全力を注いだ。

エジプトが好む社会制度

  • 宗教の組織化(ハトシェプスト、ラムセス)

エジプトが好む宗教

イスラム教
現在のエジプトはイスラム教の中心地のひとつとなっているが、古代エジプト時代にはまだ創始されていない。エジプト人は神話を信じていた。

エジプトの都市名一覧

順番 III IV V
1 テーベ テーベ テーベ
2 メンフィス メンフィス メンフィス
3 ヘリオポリス ヘリオポリス ヘリオポリス
4 エレファンティネ エレファンティネ エレファンティネ
5 アレクサンドリア アレクサンドリア アレクサンドリア
6 ピ・ラメセス ピ・ラメセス ピ・ラメセス
7 ギザ ギザ ギザ
8 ビブロス ビブロス ビブロス
9 テル・エル・アマルナ エル・アマルナ アケトアテン
10 ヒエラコンポリス ヒエラコンポリス ヒエラコンポリス
11 アビドス アビドス アビドス
12 アッシュート アシュート アシュート
13 アヴァリス アヴァール アヴァール
14 リシュト リシュト リシュト
15 ブトー ブト ブト
16 エドフ エドフ エドフ
17 ピソム ピション ピトム
18 ブシリス ブリシス ブリシス
19 カーフン カフン カフン
20 アスリビス アスリビス アスリビス
テーベ
ナイル川中流に位置する都市。現在のルクソール。エジプト新王国時代の首都。カルナック神殿やルクソール神殿があり、ラムセス2世の時代には増築が行われた。
メンフィス
エジプト古王国時代の首都。カイロの南25キロメートルに位置する。アレクサンドリアが建設されると、メンフィスは徐々に衰退していった。