世界史Civ事典

カルタゴ

カルタゴ

地中海沿岸で交易を行っていたフェニキア人が都市が、カルタゴである。伝説によれば、命を狙われた王女が旅に出て、北アフリカの土地を得て都市を建設したという。その王女がディドである。

カルタゴは地中海を支配する強力な国家に成長したものの、同じくイタリアで勢力を拡大したローマと敵対。三度の戦争の末に滅ぼされた。ローマではカルタゴを「滅ぼさねばならぬ宿敵」と見なし、二度とカルタゴが復活することのないよう徹底的に破壊された。

シヴィライゼーションIIから登場。ローマの宿敵ということもあってか、比較的早い作品から登場している。

カルタゴの登場作品

文明 初代 II III IV V VI 備考
カルタゴ - - -

カルタゴの指導者

指導者 初代 II III IV V VI 年代
ディド - - -   ?~?
ハンニバル - -   前247~前183年

カルタゴの文明特性

シリーズ 文明特性 解説
V フェニキア人の遺産 地中海東岸に住んでいたフェニキア人は海上交易で活躍し、植民都市カルタゴは地中海で繁栄した。

カルタゴが好む社会制度

  • 自由市場(ハンニバル)

カルタゴが好む宗教

イスラム教
カルタゴは現在のチュニジアに位置した。チュニジアでは現在イスラム教徒が多数を占めている。カルタゴ時代には、イスラム教はまだ存在していない。

カルタゴの都市

順番 Civ3 Civ4 Civ5
1 カルタゴ カルタゴ カルタゴ
2 ウティカ ウティカ ウティカ
3 レプティス・マグナ ハドルメントゥム ヒッポ・レギウス
4 テベステ ヒッポ カディス
5 ヒッポ ケルクアン サグントゥム
6 小レプティス レプティス カルタゴ・ノヴァ
7 サブラタ タプサス パノルムス
8 ルシカデ シッカ リルバイウム
9 オエア タエナエ ハドゥルメトゥム
10 ハドルメトゥム タカペ ザマ・レギア
11 カディス サブラサ カラリス
12 キルタ オエア マラッカ
13 ノーラ マラカ レプティス・マグナ
14 ルサディール アブデラ ヒッポ・ディアリトゥス
15 スルキス セクシ モティア
16 サルダエ バリア ソルキ
17 カルタゴ・ノヴァ カルモナ タロス
18 マラカ オノダ レプティス・パルヴァ
19 ガデス カルタゴ・ノヴァ ソラントゥム
20 カラリス イブロシム リクサス
カルタゴ
フェニキア人が建設した植民市。伝説では指導者ディドの機転で土地を得て、街が建設されたとされる。周辺都市を支配して地中海の覇権を握り繁栄したが、ローマに敗れて破壊された。その後ローマ人によって同じ土地に同じ名前の都市が建設されて繁栄したが、やがて地域の中心は近郊のチュニスに移っていった。
レプティス・マグナ
こちらもフェニキア人によって建設された都市だが、カルタゴに支配されて重税を課されていた。この都市が繁栄するのはローマ時代。現在は遺跡が残っている。