世界史Civ事典

ビザンチン

ビザンチン

ローマ帝国の中心地は徐々に東側に移っていくようになった。やがて首都はローマからコンスタンティノープルに移され、帝国は東西に分かれることになる。西ローマ帝国はまもなく滅び、東ローマ帝国はその後も千年近く存在し続ける。

この東ローマ帝国は文化がそれまでのローマとはだいぶ変化したため、現在ではビザンチン帝国、あるいはビザンツ帝国と呼ぶ。

ビザンチン帝国の中心はアナトリア半島で、ヨーロッパとアジアの交差点に位置しキリスト教国としてモンゴルやイスラム勢力とも長期間争い続けた。シヴィライゼーションIIIから登場する。

ビザンチンの登場作品

文明 初代 II III IV V VI 備考
ビザンチン - - - -

ビザンチンの指導者

指導者 初代 II III IV V VI 年代
ユスティニアヌス - - - -   483~565年
テオドラ - - -   500~548年

ビザンチンの文明特性

シリーズ 文明特性 解説
Civ5 コンスタンティノープルの大司教 聖アンドレアスが創設したコンスタンディヌーポリ総主教庁は、東方正教会の首長としてローマ教会とキリスト教の地位を争った。

ビザンチンの好む社会制度

  • 神権政治(ユスティニアヌス1世)

ビザンチンの好む宗教

東方正教
ビザンチン帝国はキリスト教国のひとつとして、イスラム勢力と戦い続けた。危機に陥ったときにローマ教皇に救援を依頼したことで、十字軍が始まることになった。

ビザンチンの都市

順番 III IV V
1 コンスタンティノープル コンスタンティノープル コンスタンティノープル
2 アドリアノープル アドリアノープル アドリアノープル
3 ニケーア ニケーア ニケーア
4 カイザリヤ アンティオキア アンティオキア
5 ヴァルナ アンキュラ ヴァルナ
6 スミルナ トレビゾンド オフリド
7 ヘラクレア イコニウム ニコメディア
8 トレビゾンド ラオディケア トレビゾンド
9 カルケドン ドリュラエウム ケルソネソス
10 サルディカ アモリウム セルディカ
11 ナイソス フィリッポポリス アニ
12 ディラギウム ミスラ ディラキウム
13 セプトゥム デュラキウム エデッサ
14 ニコメディア エデッサ カルケドン
15 アモリウム へラクレア ナイスス
16 アンキュラ テオドシオポリス バーリ
17 ブルサ オデッソス イコニウム
18 イコニウム メッセンブリア プリレプ
19 プリレプ サルディカ サモサタ
20 オフリド ラグーザ カルス
コンスタンティノープル
ヨーロッパとアジアの境界に位置する重要都市。かつてはビザンチウムと呼ばれ、ビザンチン帝国の由来になった。ビザンチン帝国の首都となって繁栄し、中世ではバグダッドに次ぐ人口を誇った。
ニケーア
第4回十字軍でコンスタンティノープルが陥落すると、ラスカリス家がこの地にニケーア帝国を樹立し、後にコンスタンティノープルを奪還した。ニケーア公会議でも有名。
アンティオキア
かつてセレウコス朝シリアの首都になった都市。アレクサンドロス帝国崩壊後の後継者争いに勝利したのがセレウコス将軍だった。後にローマ帝国の支配下に入り、キリスト教布教の中心地になった。
ニコメディア
コンスタンティープルが創設されるまで東ローマの拠点だった都市。コンスタンティノープルの東に位置し、交通の要衝として発展した。

ビザンチンの都市

ビザンチンの都市は現在と同じ場所でありながら、名前が異なる都市が多い。

ビザンチンの都市名 現在の都市名 都市が存在する国
コンスタンティノープル イスタンブール トルコ
アドリアノープル エディルネ トルコ
ニケーア イズニク トルコ
アンティオキア アンタキア トルコ
アンキュラ アンカラ トルコ
ニコメディア イズミット トルコ
トレビゾンド トラブゾン トルコ
イコニウム コンヤ トルコ
エデッサ シャンルウルファ トルコ