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アラブ

アラブ

イスラム教の創始者ムハンマドによって建国されたイスラム教徒による国家をアラブ帝国、またはイスラム帝国と呼ぶ。アラブ、アラビアと名前を変えながら、シヴィライゼーションIII以降に登場している。

ムハンマドの後を継いだカリフが統治する時代、ウマイヤ朝、アッバース朝などがあり、一般にアラブ帝国といえばこれらの国を指す。アラブ帝国はビザンチン帝国や十字軍と戦い、特にアッバース朝の首都バグダッドは世界最大級の都市として繁栄した。

アラブの指導者

指導者 初代 II III IV V VI 年代
アブー・バクル - - - -  - 573~634年
アッラシード - - - - 763~809年
サラディン - - - - ○  1137~1193年

アラブの文明特性

シリーズ 文明特性 解説
V 砂漠の船 ムハンマドはメッカを目的地とする隊商を組織した。

アラブが好む社会制度

  • 神権政治(サラディン)

アラブが好む宗教

イスラム教
アラブ帝国はイスラム教の教えによって成立し、存続した国である。そのような国がイスラム教を採用せずに、何を採用するというのだろうか。

アラブの都市

順番 III IV V
1 メッカ メッカ メッカ
2 メディナ メディナ メディナ
3 ダマスクス ダマスクス ダマスクス
4 バグダッド バグダッド バグダッド
5 ナジラン ナジュラーン ナジュラーン
6 クファー クーファ クーファ
7 バスラ バスラ バスラ
8 フラサン コラーサーン コラーサーン
9 アンジャール アンジャル アンジャル
10 フスタト フスタート フスタート
11 アデン アデン アデン
12 ヤママ ヤママ ヤママ
13 ムスカト マスカト マスカット
14 マンスラ マンスーラ マンスラ
15 ブハラ ブハラ ブハラ
16 アレッポ フェズ フェズ
17 フェズ シラズ シーラーズ
18 シラズ メルブ メルブ
19 メリュー バルフ バルフ
20 バルフ モスル モースル
メッカ
イスラム教の聖地。隊商貿易の中心地として栄えた。イスラム教徒は一生に一度は、メッカに行かなければならない。一方で異教徒は街に入ることもできないので、観光はできない。
メディナ
かつてはヤスリブと呼ばれた。交易の要衝で、ムハンマドが移り住んだ。イスラム教でメッカに次ぐ2番目の聖地。
ダマスクス
アラム人が建設したオアシス都市。ウマイヤ朝やアイユーブ朝の首都になった。現在はシリアの首都になっている。
バグダッド
アッバース朝が都を置いたメソポタミアの中心都市。最盛期には世界最大の都市として繁栄し、平安の都と呼ばれた。現在はイラクの首都になっている。