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シェヘラザード ?年~?年

 シェヘラザードは、アラビアの説話集「千一夜物語(アラビアンナイト)」の語り手。サーサーン朝ペルシャの王妃。架空の人物。

人物評価・実績

 美しく魅力的で、多くの書物を読み、古代の伝説、民族の物語に精通していた。言葉は巧みで、聞く者を魅了した。シェヘラザードの献身によって王シャハリヤールは心を開き、王国は繁栄を取り戻した。

Civのシェヘラザード

 Civ2のペルシャの女性指導者として登場。

  志向1 志向2 志向3
Civ2の志向 内政重視 - -

詳細

 サーサーン朝ペルシャの王シャハリヤールは国民に愛される王だったが、ある日妃が不貞を働いていることを目撃したことから女性不信に陥った。彼は妃の首をはね、大臣に命じて毎晩若い処女を求め、翌朝には殺すようになった。

 このようなことが三年も続いたため、市民は娘を連れて逃げだし、ついに都には若い娘がいなくなってしまった。しかし王は大臣に若い娘を連れてくるように命じた。

 大臣の娘シェヘラザードは話を聞くと自ら進んで王に嫁ぎ、妹と協力して毎晩物語を語り聞かせた。王は話の続きを聞くことが楽しみになり、殺すことをやめた。千一夜目、ついに王は改心して王国は幸福に包まれたという。この間にシェヘラザードは三人の男子を産んだ。

 千一夜物語はサーサーン朝時代の「千物語」が16世紀頃にまとめられたもので、18世紀にフランスのアントアーヌ・ガランが翻訳・編纂して世界的に有名になった。このとき「アラジンと魔法のランプ」「アリババと40人の盗賊」「シンドバッドの冒険」などの物語が加えられた。

 物語の一部には、ハールーン・アッラシードも登場する。

逸話

  • 妹のドニアザードが物語が聞きたいと頼み、王がそれを許すという形で話が進む