世界史Civ事典

アウグストゥス 前63年~14年

アウグストゥス

 帝政ローマの初代皇帝。オクタヴィアヌス。カエサルから後継者に指名され、ポンペイウス、アントニウスを破ってエジプトを滅ぼし、アウグストゥス(尊厳者)の称号を得た。40年にわたりローマ帝国を統治し、ローマの平和(パクス・ロマーナ)を実現した。

評価

戦争
アントニウス・クレオパトラ連合軍を破りエジプトを滅ぼした。領土を拡張し、ローマで初となる常備軍を編成した。
外交
特権を返上し共和制への復帰を提案し、元老院の信頼を得て満場一致で全権を与えられ、権力を確立した。
内政
中央集権体制を確立。通貨制度の改革、首都ローマの整備、地方総督を任命。退役兵士への年金制度を作った。

Civの性格

Civ4
勤労志向、帝国主義志向

逸話

  • カエサルの養子。
  • 三度目の妻リウィアの影響で温和な性格になったとされる。

詳細

 アウグストゥスはローマ帝国の初代皇帝。カエサルの養子。オクタヴィアヌスとも呼ばれる。

 カエサルの姪アティアの子。カエサルのヒスパニア遠征に従った。紀元前44年にカエサルが暗殺されると、カエサルの後継者として指名されていたことを知る。18歳のことだった。

 イタリア南部にいたオクタヴィアヌスはローマへと戻り、カエサルの葬儀を執り行い、彼の財産をローマ市民や軍団に分与して支持を得た。元老院と手を組んで、ローマの実権を握っていたアントニウスを孤立させる。

 紀元前43年、オクタヴィアヌス、アントニウス、レピドゥスの三頭政治が成立した。元老院はカエサルを神格化したため、その息子であるオクタヴィアヌスは影響力を強め、これに反対したアントニウスは市民の支持を失っていった。

 紀元前31年にアントニウスをアクティウムの海戦で破り、覇権を掌握。元老院からアウグストゥス(崇高なる者)の称号を得た。内乱後の国内の整備を行い、以降五賢帝の時代まで続くローマの平和(パクス・ロマーナ)時代を作り上げた。

 アウグストゥスの統治下でローマの人口は100万人近くに達した。アウグストゥスはローマを14の地区に分けて行政官、警察隊、消防隊を置いた。市街地を拡張し、貧しい市民には無料で穀物を配給した。