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エイブラハム・リンカーン 1809年~1865年

リンカーン

 アメリカ合衆国第16代大統領。

 ヨーロッパから始まった奴隷制に対する批判は徐々にアメリカでも高まっていった。アメリカ南部では奴隷400万人を使った大規模な農場経営が行われていた。一方の北部は移民の安い労働力を利用して、急速に工業化が進んでいた。

 奴隷の無償放棄を求める声に反発した南部の州は、連邦からの離脱の動きを見せた。リンカーンは離脱した州の奴隷を解放すると脅して、連邦の維持を狙った。しかし南部の11州はついに連邦を脱退。アメリカ連合を結成した。

 こうして南北戦争が勃発。リンカーンはイギリスやフランスが南部連合を支援することを防ぐために奴隷の解放を宣言する。イギリスの世論は奴隷解放を支持し、南部連合への支援から手を引いた。

 財政制度の改革を行って戦費を調達。ゲティスバーグで勝利を収めると、演説を行った。この演説は二分間という短いものだったが、「国民の国民による国民のための政治を地上から決して絶滅させないために、われわれがここで固く決意することである」という民主主義と自由、平等を説いた内容は、アメリカ歴代大統領の演説の中でも最も多く引用される名演説として記録に残った。

 戦争中、ネイティブ・アメリカンのスー族やダコタ族、ナホバ族が約束されていた年金の支払いを求めて反乱を起こした。リンカーンはこれらの指導者を裁判なしに処刑し、残った者は虐殺、あるいは土地を没収して強制収容所に連行させた。また、彼らに約束していた年金は白人に振り分けた。

 南北戦争末期に劇場で観劇中に射殺された。リンカーンはアメリカ分裂を危機を乗り越えた大統領として、史上最も偉大な大統領ランキングの常連である。

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