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トラヤヌス帝 53年~117年

トラヤヌス

 ローマ帝国最大版図を現出した皇帝。五賢帝の一人。優れた軍人で、東欧のダキア、ナバテアを従え、東方の大国パルティアを破った。

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 父に従ってシリアなどで功績を重ね、元老院議員、執政官となった。上部ゲルマニア総督時代に、皇帝ネルウァから後継者に指名された。ネルウァとは親族関係はなく、トラヤヌスが優れた将軍だったこと、高位軍人との繋がりがあったことが理由と考えられている。

 皇帝となったトラヤヌスは「最良の皇帝」と呼ばれた。ドナウ川下流域に勢力を広げていたダキアに遠征し、ローマの属州とした。さらに将軍に命じて、ペトラを都とするナバテア王国を征服した。

 トラヤヌスは街道を整備し、各地に凱旋門を建設した。ローマ市にはトラヤヌス広場が建設され、公共浴場、商業施設、図書館が建てられた。

 トラヤヌスは東方の大国パルティアに対抗して遠征し、アルメニア王国を併合し、パルティアの首都クテシフォンを陥落させた。しかしこれらの併合地域で反乱が起こり、体調を崩したトラヤヌスはローマへの帰還途上で亡くなった。

 トラヤヌスはローマが最も幸福だった時代の五賢帝に数えられる。五賢帝は即位順にネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウス、マルクス・アウレリウスである。

Civのトラヤヌス帝

 Civ6で初登場。

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