世界史Civ事典

ハトシェプスト女王 前1479年~前1458年

 古代エジプト第18王朝の女王。トトメス1世の娘。異母兄のトトメス2世と結婚して共同統治を行い、夫が亡くなると幼少のトトメス3世を補佐して権力を握った。実質的に王権を奪い、ハトシェプスト葬祭殿を建設した。貿易が拡大したが、シリア方面への影響力は低下した。

詳細

 トトメス1世と第1王妃イアフメスの娘。異母兄のトトメス2世が王位を継ぐと、結婚して共同統治者となった。トトメス2世は30代で亡くなり、後継には側室の息子トトメス3世を指名した。

 トトメス3世は幼かったため、ハトシェプストが共同統治することなった。

 彼女は執事のセンエンムトに命じてハトシェプスト葬祭殿を建設し、王権の象徴を身につけることで後継者としての立場を強固なものとした。神殿の修復を行い、統治中には交易が拡大した。しかし特に軍事行動を起こさなかったためシリアへのエジプトの影響力は低下した。

 ハトシェプストの存命中、トトメス3世は表舞台に出ることはなかった。ハトシェプストの死後、ようや王位を得た彼は、ハトシェプスト葬祭殿のレリーフや銅像を破壊する。さらにハトシェプストの肖像を破壊し、その名を王の記録から消し去った。彼はシリアに何度も遠征し、古代エジプト史上最大版図を現出し、繁栄を極めた。

Civのハトシェプスト

 Civ4にラムセス2世と共に登場。エジプトでは珍しい女性のファラオだが、エジプトの女王といえばクレオパトラのほうが有名。ハトシェプストの登場は一度だけである。