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モン・サン=ミシェル修道院

 モン・サン=ミシェルはフランス、ノルマンディー地方南部のサン・マロ湾にある修道院。

 大天使ミカエルのお告げを受けた司教オベールが、この地に礼拝堂を建てたのが始まりとされる。それ以前はケルトの信仰する地だった。966年にノルマンディー公リシャール1世が島に修道院を建て、増改築が重ねられて13世紀頃に現在の姿となった。

 百年戦争では要塞として使用された。カトリックの聖地となって多くの巡礼者を集めたが、フランス革命で修道士は追放され、牢獄として使用されることになった。1865年に修復工事が施されて修道院として復活。

 モン・サン=ミシェルは干潮時には陸続きになるが、満潮時には海中に孤立する。この際に猛烈な勢いで潮が押し寄せるため、多くの巡礼者が命を落とした。1877年に道路が建設され、常に島に渡ることが可能となった。現在はフランス有数の観光地として有名になっている。

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