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ボロブドゥール

ボロブドゥール

インドネシアで発見された世界最大級の仏教遺跡。

真ん中に仏塔が建っているが、そこにたどり着くには約5キロメートルの回廊をまわりながら上っていかなければならない。その回廊の途中には大量の彫刻がある。

シヴィライゼーションVに登場。伝道師を3体得られる。

作品 名称 必要技術 失効技術 効果
V ボロブドゥール 神学 - 伝道師3体獲得 信仰+5

ボロブドゥール

ボロブドゥールは1814年にイギリス人のラッフルズとオランダ人のコーネリアスが森の中で火山灰に埋もれているところを発見した。掘り起こし作業が行われ、やがて120メートル四方の巨大遺跡が姿を現した。

このボロブドゥール、いつ誰が建設したのか謎に包まれていたが、古代ジャワ文字の解読が進んだことで800年頃に建設されたことが判明した。当時はシャイレーンドラ王朝の時代だが、この王朝の記録はほとんど残っていないので、詳しいことはよくわからない。

遺跡は丘を覆うように建設されていて、登っていくと頂上の仏塔にたどり着くようになっている。途中には仏像があり、壁には貴族や市民、伝説に関する彫刻などが隙間なく彫られている。ボロブドゥールはどの方角から見ても同じ形をしているので、どこから見れば正面なのかはわかっていない。

インドネシアでは仏教を信じる人は少なく、多くの人はイスラム教を信じている。そのせいか、仏教遺跡であるボロブドゥールは一時期、遊園地のように雑な扱いをされていた。