世界史Civ事典

プローラ

プローラ
プローラの保養所

 ナチスはドイツ北西部、リューゲン島にリゾート施設を建設した。

 プローラ湾は古くから保養地・海水浴場として利用されていたが、ヒトラーはここに労働者が休暇を楽しめるよう劇場・映画館・プールを備えた2万人が利用可能な巨大施設の建設計画を立てた。

 500メートルもある巨大なビルが8棟建設されたが、第二次世界大戦が始まったために計画は中止。以降は軍の施設となったり、避難民の受け入れ施設として利用された。

 ヒトラーは国民から熱狂的な支持を得ていた。その理由のひとつが、こうした強力な福祉政策と貧困対策だった。ナチス政権はわずか数年の間に失業者を激減させ、ドイツ経済を復活させ、出生率を20パーセントも増加させた。

シヴィライゼーションにおけるプローラ

作品 名称 必要技術 失効技術 効果
Civ5 プローラ 飛行機
(独裁政治)
- 社会制度2つにつき幸福+1
社会制度を1つ獲得 幸福+2

 独裁政治は市民を幸せにしない。その常識を覆すのが、このプローラである。ナチスドイツが建設した保養地プローラは、建設すると市民が幸せになる。

 思想「自由」の自由の女神、思想「秩序」のクレムリン宮殿と比べて、独裁政治の世界遺産は実に平和的で、市民の幸せのことを考えている。何の皮肉だろう。

 ヒトラーが国民のために巨大保養地プローラを建設しようとしたのは事実。歴史に正解はないのが、シヴィライゼーションのよいところだ。

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