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マンハッタン計画

マンハッタン計画
トリニティ実験の爆発

マンハッタン計画

 1945年7月16日、5時29分。アメリカ、ニューメキシコ州アラゴモートで人類史上初の原子爆弾が爆発した。これまでに科学者たちは戦車、戦闘機、潜水艦、毒ガスといった兵器を開発してきたが、ついに究極の兵器を完成させたのだった。

 アメリカ・イギリス・カナダが共同で進めた原子爆弾の開発・製造の計画が、マンハッタン計画である。

 ドイツからアメリカに亡命したユダヤ人科学者によって、ナチスが原子爆弾の開発を行っていることが明らかとなった。ナチスの核兵器保有を恐れたアメリカイギリスは、共同で科学者を動員して原子爆弾の開発を急がせた。

 開発は極秘にアメリカ各地で分散して行われた。計画は成功し、1945年7月16日に人類史上初となる核実験が行われた(トリニティ実験)。爆発の衝撃波は160キロメートル離れた地点でも感じられ、きのこ雲は12キロメートルの高さまで達したという。実験の爆心地には直径330メートルのクレーターが残った。

 実験から一ヶ月も経たないうちに原子爆弾は広島長崎に投下され、都市は壊滅した。

アメリカの遺産

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