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タージ・マハル

 タージ・マハルはインド北部、アーグラのヤムナ川に面した霊廟。

 左右対称の白亜の美しさが有名で、ムガール建築を代表する傑作。中央に高さ58メートルの大ドームがあり、四方には高さ42メートルの尖塔が建っている。

 ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、亡き王妃ムムターズ・マハルのために22年かけて建設した。本来は川の対岸にシャー・ジャハーンの霊廟が建設される予定だったが、財政難によって実現することはなかった。

 その後シャー・ジャハーンは帝位継承を巡って息子のアウラングゼーブと争い、アーグラ城に幽閉された。アーグラ城からはタージ・マハルが見えたため、シャー・ジャハーンは毎日王妃の眠る霊廟を眺めて暮らしたという。

 現在シャー・ジャハーン帝の棺はタージ・マハルの内部、ムムターズ・マハルの棺の隣に安置されている。タージ・マハルは過酷な気候と大気汚染の中で美しい外観を保つため、毎日のように清掃や修復が行われている。

シヴィライゼーションにおけるタージ・マハル

 シヴィライゼーション4と5に登場。建設すると即座に黄金時代に突入する。

 タージ・マハルが建設された時代はムガール帝国の最盛期で、戦争もほとんど起こらなかった。特にインド・イスラム建築が頂点に達した時代である。

 シヴィライゼーションで建設すると黄金時代になる理由も、うなづける。

 なお、ムガール帝国は上述のとおりイスラム王朝であり、現在のインドで多数を占めているヒンドゥー教ではない。また、インドの指導者ガンジーが生まれるのもずっと後のことである。

 だから別にインドだからといってタージ・マハルの建設にこだわらなくてもよいのだが、インド有数の世界遺産なのでやっぱり建てておきたい。

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