世界史Civ事典

赤十字

 19世紀にスイスで設立された人道支援団体。戦争犠牲者や災害被災者の救援、医療や社会福祉の事業を行っている。1864年に調印されたジュネーヴ条約により、各国に組織が設立されることとなった。

詳細

 イタリア統一戦争で悲惨な状況を目の当たりにしたスイスの実業家アンリ・デュナンは、戦争で負傷した兵士を救護する国際的団体の必要性を訴え、本を出版した。この本はヨーロッパ各国で反響を呼び、スイス、イギリス、フランス、オランダ、ロシアなど16カ国が参加して赤十字規約が採択されることとなった。

 1964年にジュネーヴ条約が調印され、ヨーロッパの各国はこれを批准していった。さらにオスマン帝国も条約を批准したことで、赤十字運動は世界へと広がっていくことになった。

 赤十字の創設者アンリ・デュナンは1901年に第一回ノーベル平和賞を受賞した。

 白地に赤い十時のマークはスイス国旗の色を反転させたものだが、キリスト教を連想するためイスラム圏では新月のマークを使用し、赤新月社の名称を使っている。

Civの赤十字

 Civ4の国家遺産として登場する。赤十字社は各国で組織されているので、まさに世界遺産ではなく国家遺産にふさわしい。