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イギリス

イギリス

「大英帝国」と呼ばれる19世紀のイギリスは、世界の四分の一を支配する史上最大の帝国だった。カナダ、インド、オーストラリアを従える大英帝国は、各国にイギリス国王への忠誠を課して世界の7つの海を支配したのだった。

世界中で英語が使われているのは、これらの歴史があるからである。イギリスの統治法は間接統治で、植民地のエリート層をイギリス本国で教育し、彼らに植民地の運営をさせるというものだった。

イギリスといえば世界史に最も登場する国であり、歴史とは切っても切れない関係にある。もちろんシヴィライゼーションにも全作品に登場する。

イギリスの登場作品

文明 初代 II III IV V VI 備考
イギリス -

イギリスの指導者

指導者 初代 II III IV V VI 年代
ヘンリー - - - - - 1491~1547年
エリザベス - 1533~1603年
ヴィクトリア - - - - 1819~1901年
チャーチル - - - - - 1874~1965年

イギリスの文明特性

シリーズ 文明特性 解説
V 沈まぬ太陽 「大英帝国に太陽は沈まず」クリストファー・ノース
VI パクス・ブリタニカ ナポレオン戦争に勝利してからの100年は、比較的平和な時代だった。かつてローマ帝国が実現した平和と秩序「パクス・ロマーナ」になぞらえ、イギリスの黄金時代をパクス・ブリタニカと呼ぶ。

イギリスが好む社会制度

信教の自由(エリザベス)
カトリックとプロテスタントが対立していた中で、エリザベス1世は双方の融和に努め、英国国教会の確立に成功した。
代議制(ヴィクトリア)
ヴィクトリア時代、保守党のディズレーリと自由党のグラッドストンが交互に政権を担い、制度改革に着手していった。
国民国家(チャーチル)
フランスが降伏してヨーロッパで孤立したイギリスは、チャーチルの強力な指導のもと団結し、ナチス・ドイツの侵攻を退けた。

イギリスが好む宗教

プロテスタント
イギリスの多数派宗教は英国国教会。英国国教会はプロテスタントに属するものの、その文化や慣習はカトリックに近く、熱心なプロテスタント信者はアメリカ大陸へと渡っていった。

イギリスの都市

順番 III IV V
1 ロンドン ロンドン ロンドン
2 ヨーク ヨーク ヨーク
3 ノッティンガム ノッティンガム ノッティンガム
4 ヘイスティングス ヘイスティングス ヘイスティングス
5 カンタベリー カンタベリー カンタベリー
6 コベントリー コベントリー コベントリー
7 ウォリック ウォリック ウォリック
8 ニューカッスル ニューカッスル ニューカッスル
9 オックスフォード オックスフォード オックスフォード
10 リヴァプール リヴァプール リヴァプール
11 ドーヴァー ドーヴァー ドーヴァー
12 ブライトン ブライトン ブライトン
13 ノーウィック ノーリッジ ノーリッジ
14 リーズ リーズ リーズ
15 リーディング リーディング リーディング
16 バーミンガム バーミンガム バーミンガム
17 リッチモンド リッチモンド リッチモンド
18 エクセター エクセター エクセター
19 ケンブリッジ ケンブリッジ ケンブリッジ
20 グロチェスター グロスター グロスター
ロンドン
イギリスの首都で、世界でも屈指の大都市。ローマ時代にはロンディニウムと呼ばれた。産業革命で人口が急増し、世界最大の都市になった。アメリカのニューヨークと並ぶ金融の中心であり、世界一の来訪者数と大学数を誇り、オリンピック開催回数も世界一。
ヨーク
ローマ時代に拠点になった都市で、当時はエブラクムと呼ばれた。7世紀頃には、イギリスでロンドンに次ぐ都市として繁栄した。宗教の中心地。
ノッティンガム
イングランドの中心部に位置する都市。景観の美しさが有名で、ロビン・フッド伝説の地としても知られる。
カンタベリー
イングランド国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂がある宗教都市。イングランド国教会はカンタベリー管区とヨーク管区に分かれていて、前者はイングランドの南部、後者は北部を管轄している。
ニューカッスル
正式名はニューカッスル・アポン・タイン。ハドリアヌスの長城の東端に位置する軍事都市。11世紀頃に新しい城が築かれ、都市名もニューカッスルになった。かつては造船業で繁栄した。